CORDOVANの個性を生かした、お手入れ方法
CORDOVAN素材に適したメンイナンス。
コードバン財布のお手入れ方法
”コードバン”は仕上げ種類によって、その特性が違います。ゆえに、実際には
コードバンの種類によって、お手入れポイントが若干異なりますので、まずはこちらのコラム
「コードバン仕上げ加工の種類」 を
参照、それぞれの特性を理解した上で、「お手入れ方法」をご参照いただければと思います。
革素材に共通した要素ではありますが、「水の付着」と「乾燥」がコードバン財布を寿命を縮める
最大の要素となります。(キズは革製品には付きものの要素であって、風情のひとつとして
捉えておくことが必要です。)ゆえに、特別なメンテナンスは必要の無い革素材(コードバン)
なのですが、「水滴が付着したときには、即座にふき取る」ことと「乾燥した部屋に財布を露出した
状態で置かない」・・この2点が最大の心がけ(お手入れ)要素となります。
*コードバン財布に”クリーム”でのお手入れは必要なのか?!
特に、「水染めコードバン財布」の場合には、”水の付着”によって、とてもシミになりやすい
仕上げですので、雨天時などには十分注意していただければと思います。”乾燥”に関しては、
日常的にコードバン財布を使用していれば、あまり問題とはなりません。財布に触れることで
”手の油”などがコードバン素材表面に付着・・これが乾燥を防いでくれる皮膜となってくれる
からなんですね。適度な休息(財布一日程度使用しない日を設ける)は必要ですが、基本的には
使い続けることこそが、”乾燥対策”となるのです。
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□日本製ブランドのコードバン財布。
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財布を使用しない期間が長いときこそ、コードバン財布のメンテナンスが必要
”キズ・汚れ”といった見た目の問題ではなく、財布として使用できなくなるような
問題に繋がるのが「乾燥」の要素です。そんな”乾燥”に対して最も注視しなければいけない
状態というのが・・長期に渡って財布を使用しない期間があるときなんですね。財布を
”保存しているとき”とでもいうのでしょうか。
一般的な住空間(部屋)で財布をそのまま露出する形で保存(置いている)していると
”乾燥”が進むことになります。ですから、使用しない期間が長い、もしくは財布を
保存しておくときには、露出したままではなく、「専用の収納袋」などに入れる形で
補完しておくことが大切です。そのときに、もうひとつ心がけておきたいのが、
内革が”ヌメ革仕様”のときなど、財布収納部分に「和紙」「綿」「テッシュ」など
をたたんで入れておくこと。そうすることで、”ヌメ革”同士の癒着を防ぐことが
できるのです。
長谷革屋/プロ仕様コードバン用ワックス
日本の老舗タンナー(鞣し工場)で長年働いている職人が考案・開発した”コードバン素材専用のワックス”
です。門外不出とされていた鞣し(なめし)工場のコードバン専用ワックスを”市販用"としてブレンド開発
された商品です。
”コードバン”の経年変化の特徴である「毛羽立ち」「かさつき感」に対して、強い”加脂機能”と
美しい”艶出し機能”を有しています。
基本的な使用方法としては、乾いた布で少しワックスを付けて、薄く延す・・そして
一日経過してから強目に擦るとカルナバロウの効果で輝くような艶が出ます。
また、ワックスを多少多めに塗って乾かす事により蝋による撥水効果も期待できます。
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”保湿力”と”艶出し効果”に優れたシュプリームクリーム/コロニル
世界的な人気を誇っている”コロニル”ブランドの最新アイテム。
”保湿力”と”艶出し効果”を与えてくれる天然オイルをブレンド配合した革ケアクリームです。
”CORDOVAN”に適したクリームとして、人気を得ています。
染料仕上げの革財布にとって、大切な「保湿」
が必要と感じたとき、及び美しい”艶感”を取り戻したいと感じたときのお手入れアイテムとして活用していただければと思います
*素材:ジターウッドオイル、ラノリンなど天然オイル
▼シュプリームクリーム/コロニルの詳細・購入はこちら。
コロニル最新の防水スプレー”シュプリームプロテクトスプレー/コロニル”
高い防水効果と保革効果などを兼ね備えた、
”コロニル” 最新の防水スプレーです。”コードバン素材”にとっては特に大敵とも
いえる「水滴付着」による”水しみ”を防ぎます。
防水スプレーの使いすぎは、逆にスプレーによる”しみ”を発生されるリスクに
つながりますので、財布の状態を見極めながらも必要最小限で活用していただければと思います。
*素材:ジターウッドオイル、フッ素樹脂など
▼シュプリームプロテクトスプレー/コロニルの詳細・購入はこちら。
本革財布(コードバン)に適した防水スプレー
皮革製品の柔軟性や通気性を損なうことなく、”防水性”を付加することができる革財布に
適した防水スプレーが「コロニルウォーターストップスプレー 」です。
皮革製品全般に使用できる商品ですが一部使用できない革素材(爬虫類・エナメルなど)も
ありますので内容確認を忘れないようにしていただければと思います。
ただ、あまり頻繁に使用することは避けておきたいところ。防水スプレーによって革にシミ
が生じてしまう可能性もありますからね。
▼コロニルウォーターストップスプレー の詳細・購入はこちら。
”使用”していることが、革財布を長持ちさせる最良の方法。
基本的に革財布にとって、大敵となるのが「水の付着」と「乾燥」です。水の付着は、シミを
もたらす要素となる他、カビを発生させる要因となります。”乾燥”は革素材自体を大きく損傷させる
要因となるもの、適度な水分バランスが革財布にとって一番大切な要素となるわけです。
そういう意味で考えると、革財布を最も長持ちさせるための一番大切な行ないとなるのが・・
「日々革財布を使い続けること」なんですね。使用していると、適度な水分を保ちやすいのと、
皮脂によって、適度な脂分が革素材に施されることになるからなのです。
日々使用しているのであれは、「汚れ」「水の付着」をすぐにふき取るということだけを
心がけておけば、それでメンテナンスとしては十分ともいえるんですね。特に日本製の革財布
であれば、縫製がしっかりしているのと、日本の風土に適した素材状態となっていますので、
特別なお手入れをする必要もなく、末永く愛用していけれる財布となるのではないでしょうか。